メディア掲載「京王電鉄沿線情報誌 ivory 156号」和菓子がある暮らし

『和菓子がある暮らし』
こんにちは。和菓子ライフプロデューサー、コミュニケーションデザイナーの梅の実です。京王線の沿線情報誌「ivory(あいぼりー)」にて和菓子のコラムとイラストを担当しています。
「ivory」は、京王線各駅で無料で配布されています。(156号の配布期間は7月16日~)
「和菓子がある暮らし」では、京王沿線の和菓子屋さんを自ら取材し、限られたスペースのなかに和菓子の魅力をぎゅっと詰め込み、心をこめて紹介しています。
井の頭公園(三鷹市)「琥珀糖専門店 シャララ舎」さんの「ラフロックの小瓶」
156号では、井の頭公園駅(三鷹市)の「琥珀糖専門店 シャララ舎」さんの「ラフロックの小瓶」をご紹介しています。
シャララ舎さんが創業したのは2012年、千葉県市川市でのこと。その後、笹塚での営業を経て、2024年1月に現在の井の頭公園駅そばへ移転オープンしました。今年4月には14周年を迎えています。
琥珀糖は、江戸時代に生まれた伝統的なお菓子です。砂糖と寒天を使ってつくられ、表面はシャリっと、中はぷるんとした独特の食感が魅力。光を受けてきらきらと輝く姿も、琥珀糖ならではの美しさです。
そんな琥珀糖を専門店としてつくるようになったきっかけを、店主の尾高さんに伺いました。
はじめて琥珀糖を目にしたとき、子どものころに読んだ大好きな絵本に出てきた、“星屑が流れてできて、森の動物たちが食べるきらきらの実”を思い出し、「これをつくれるかもしれない」と思ったのだそうです。
その物語を聞いたとき、私も思わず心を惹かれました。
シャララ舎さんの琥珀糖には、そんな“きらきらの実”の物語が、今も息づいているように感じます。
なかでも印象的なのが「ラフロックの小瓶」。琥珀糖を本物の鉱石のかけらに近づけるため、色だけでなく、カットの方法まで研究を重ねて生まれたものです。
小さな瓶に詰められた琥珀糖は、まるで宝石のかけら。
しかも味わいは、それぞれの誕生石をイメージしてつくられています。
7月のルビーは赤りんご。
8月のペリドットは若桃。
9月のサファイアはライチ。
色だけでなく、果実のみずみずしい味わいまで重なって、“きらきらの実”を思わせます。
シャララ舎さんの琥珀糖は、素材の風味がしっかりと感じられるのも魅力です。
表面はシャリっと、中はぷるん。
口に入れたときの食感のコントラストも楽しく、きらきらとした見た目だけではない、おいしさがあります。
お誕生日や大切な記念日の贈りものにもぴったりです。
そして、もうひとつ楽しみにしたいのが、動物モチーフの琥珀糖。
こちらは尾高さんご自身が型から制作されているオリジナルのもの。
井の頭公園のやわらかな空気感も相まって、お店全体に、あの日の“きらきらの実”からはじまった物語の世界が広がっているように感じました。
伝統的なお菓子である琥珀糖を、ひとつの物語から広げ、色や形、味わいまで丁寧につくり込んでいく。
「シャララ舎」さんを訪ねると、琥珀糖というお菓子の美しさだけでなく、そこに込められた想像力や、つくり手の思いにも出会うことができます。
ぜひ誌面もご覧ください。(Webでも記事を読めます!)
毎日が和菓子日和🍡













