
大國魂神社とすもも祭り(前編)― からす団扇 ―
初詣や七五三など、これまで何度も訪れてきた東京・府中の大國魂神社。
武蔵国の総社として知られ、古くから人々の信仰を集めてきた神社です。
また、今年5月に京王沿線情報誌「ivory」の「和菓子のある暮らし」でご紹介した青木屋さんとも、ゆかりの深い神社でもあります。
東京が梅雨明けした7月20日。今年、はじめて「すもも祭り」を訪れました。
平安時代中期、前九年の役へ向かう源頼義・義家父子が戦勝祈願を行い、勝利後のお礼参りで神前にすももを供えたことが、この祭りの始まりと伝えられています。
古くから邪気を払う果実とされるすもも。その市が立ち、いまも境内は多くの参拝客でにぎわいます。玄関先に飾ると魔除けや幸福を招くとされる「からす団扇」や「からす扇子」を求める人の姿も、この祭りならではの風景です。
まずはお参り。青木屋さんから奉納された大きな氷柱が、真夏の境内に涼を届けてくれます。そして、からす団扇とお守りをいただきました。
玄関に飾ると魔除けや幸福を招くといわれる、からす団扇。わが家にも、夏のしるしとして迎えました。
そして、このあと境内で出会ったのは、暑い日にぴったりの、とっておきの夏の味でした。

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