『高知城の春景色』
こんにちは。和菓子ライフナビゲーターの梅の実です。
和菓子で見る春景色。桜の季節に味わいたい和菓子。
今日は、高知県にお店を構える「西川屋老舗」さんの「桜花豊城」をご紹介します。
高知市の中心部には、石垣の上に高くそびえ建つお城、高知城があります。
この御菓子は、春の高知城にちなんでつくられた御菓子です。
西川屋老舗さん の「桜花豊城」
桜花豊城について
築城より四百余年。土佐藩初代党首である山内一豊公が創建した高知城は、今なお当時の美しい姿をとどめています。四季折々の風情を謳う高知城。桜花爛漫の春、一豊の城にちなんだ棹菓子を創製いたしました。
「桜花豊城」についていた説明より
どんな御菓子?
- 三層から成る御菓子です
- 上:白色、軽羹(山芋と米粉でつくる御菓子)、桜花の塩漬けが乗っている
- 中:濃い桃色、紅羊羹
- 下:薄黄色、浮島、小豆が散らしてある
味わいひとことメモ
- 三層は、お城(石垣、屋根、白壁)に見立てているのかな
- 真っ白な軽羹は、高知城の白壁のよう。白壁に桜花が映えるイメージ
- しっとりとして、ふわふわの軽羹
- 紅羊羹の透け感が美しい
- 浮島もふわっふわ
- 様々な食感と味わいが見え隠れして楽しい
- カットした様子も華やかでかわいらしい
- 春の高知に行ったことがない人を含め、高知城の春景色に想いを馳せることができる
- 御皿御菓子の向きが決まっていると、お店のかたに伺いました
- 花びらが奥、花托(花の軸)が手前です
季節は?
- 春 (販売期間は、年により異なる場合があります。お店にご確認ください)
- 実に購入した時期:2020年3月中旬
とても美味しくいただきました。
西川屋老舗さんの和菓子を五感で味わってみませんか
西川屋老舗さんのこと
- 創業:元禄初年(1688年)創業
- 梅の実のひとこと紹介:土佐藩御用達の老舗和菓子店。香南市にある旧本店(赤岡旧本店)は貴重な歴史的資料が展示されている資料館が併設されています。約200年前から伝わる注文書に載っていて、旧本店リニューアルの際に復刻された御菓子「山ノ薯饅頭」は、必ず味わいたい御菓子。それから、西川屋老舗さんのホームページにある、「土佐ケンピものがたり」というマンガを、ぜひ読んでみてください
- おすすめ銘菓:代表銘菓の「ケンピ」、「梅不し(うめぼし)」ほか、地域の歴史などにちなんだ御菓子たち
- 西川屋老舗さんの御菓子を買える場所:西川屋老舗さんの各店舗他、一部の商品は西川屋老舗さんのオンラインショップからもお取り寄せが可能です(一部百貨店でも取り扱いあり)
- お店の場所
- 高知市知寄町1ー7-2(知寄本店)
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