
大國魂神社 すもも祭り| すもも氷
大國魂神社とすもも祭り(後編)― すもものかき氷 ―
(前半のつづき)
そのあと、境内を歩きながら「何か食べてみたいな」と思ったものの、たくさん並ぶ露店の中で、いちばん心を惹かれたのは、大國魂神社の氏子の皆さんがつくる「すもものかき氷」でした。
「これをいただくだけでも、ご利益がありそう。」
そんなことを思いながら列に並びます。
行列はあまり得意ではありませんが、列は思いのほかスムーズに進み、ほどなく手元へ。
真っ白な氷の上には、鮮やかなすもものシロップ。そして、大きなすももがまるごと一つ。
ひと口頬張ると、甘酸っぱさが口いっぱいに広がり、梅雨明けの強い日差しに少し疲れ始めた体へ、すっと染み渡っていきました。
そして何より心に残ったのは、境内のあちらこちらで、たくさんの人が同じかき氷を笑顔で味わっている夏の風景でした。
夏祭りのにぎわいの中に流れる穏やかな時間が、とても心地よく、和菓子もまた、そんな季節の移ろいや人々の願いの中で育まれてきた文化なのだと、あらためて感じました。
またひとつ、忘れられない夏の風景に出会いました。
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