『梅雨を代表する意匠、紫陽花』
こんにちは。「毎日が和菓子日和」の和菓子ライフナビゲーター、デザイナーの梅の実です。
今回は、東京・仙川「餡の輪(あんのわ)」さんの「乙女の舞」を紹介します。
6月の和菓子の意匠と言えば、紫陽花(あじさい)。
和菓子屋さんは、さまざまな素材と製法で紫陽花を表現し、菓銘(かめい)をつける。
もちろん、そのまま「紫陽花」と名付ける和菓子屋さんもいるのだけど、ストレートな表現よりは、少しひねった菓銘のほうが情緒があるし、和菓子の奥行きを愉しめると思う。
紫陽花を模した和菓子の代表的な菓銘は、「七変化」「四葩(よひら)」「 手毬花 」など 。「心変わり」という少し意味深な銘にも出会ったことがある。
「餡の輪」さんの「乙女の舞」も、紫陽花を模した季節の和菓子。
紫や青を使用して表現されることの多い紫陽花の和菓子ですが、やさしい暖色の色を使い、「乙女の舞」という菓銘のついたこの和菓子を味わうと、子供のころに歩いた散歩道のような、なつかしい記憶の中の情景が頭に浮かびました。
餡の輪さんの「乙女の舞 」
外観は?
- 白餡のまわりに、 さいの目にカットした、薄い橙、ピンク、黄の錦玉羹(寒天)を施している
味わいひとことメモ
- 要冷蔵。冷やした錦玉羹は、つるっ、つやつやっとした食感
- オレンジリキュールを含んだ瑞々しいオレンジ餡
- 爽やかな香りと味わい
季節は?
- 夏(6月)
- 実際に購入した時期:2020年6月 店頭にて
とても美味しくいただきました。
餡の輪さんの和菓子を五感で味わってみませんか
餡の輪 さんのこと
- 創業: 平成30年(2018年)2月オープン
- 梅の実のひとこと紹介: 京料理のお店にて、和菓子をつくっていらしたご主人がご夫婦で開業したお店。看板商品の黒豆大福をはじめ、餡の輪さんの和菓子からは、上品な京の味わいを感じる。モダンな雰囲気の店内には和菓子の木型がたくさん飾ってある。木型で出来たキャッシュトレーもステキ。
- おすすめ銘菓:黒豆大福、羽二重きなこ など
- 餡の輪さんの和菓子を買える場所:本店のみ
- お店の場所(本店):東京都 調布市仙川町1-12-2
- 最寄駅(本店):京王線仙川駅 徒歩5分
- ホームページ:なし
- 餡の輪 facebook
Please look at this page picture of Japanese sweets, “WAGASHI”.
- WAGASHI NAME : OTOME-NO-MAI
- SHOP : AN-NO-WA, Tokyo japan
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