2019-06-21

愛媛・八幡浜 後藤さん | ほたる(季節の上生菓子)

毎日が和菓子日和 | 後藤 | ほたる(季節の上生菓子)
後藤 | ほたる(季節の上生菓子)

こんにちは。 和菓子ライフナビゲーターの梅の実です。

今回は、愛媛県八幡浜市にある「後藤」さんの「ほたる(季節の上生菓子)」を 紹介します。

やわらかなきんとん餡、おぼろげなホタルの光の情景が浮かぶ

愛媛県八幡浜市は、愛媛県の西側にある細長い佐田岬の根元に位置していて、松山から電車(特急)で約45分、車で約1時間そして、大分県の臼杵や別府からもフェリーで2時間から2時半でアクセスが可能です。

後藤」さんは、八幡浜駅から八幡浜の港(八幡浜みなっと)に伸びる道の途中にあり、八幡浜駅からだと約12分くらいのところにお店を構えていらっしゃいます。

「後藤」さんは、大きな窓があるため、店内が明るく、入りやすい雰囲気。
日持ちのしない生菓子はショーケース、日持ちのする焼き菓子などは、店内中央のテーブルに並べられています。

テーブルとイスがいくつかあり、かき氷などを注文して店内で食べることもできます。(かき氷は、後日紹介します!)

迷った末、いくつかの和菓子を購入しました。その中の1つが「ほたる」。

お店に伺ったのは5月の中旬でしたが、愛媛県内では5月の中旬から下旬頃に、蛍の見ごろが訪れる地域があるようですね。

後藤さん の 季節の上生菓子「ほたる」

外観は?

  • 黄緑色のきんとん餡
  • 蛍を模した煮小豆、山吹色のきんとん餡が蛍の光をあらわしている

中身は?

  • つぶあん

味わいひとことメモ

  • きんとん餡がやわらかく、口当たりがよい
  • 小豆は固めに煮てあり、きんとん餡との食感のバランスがよい
  • 黄緑色のきんとん餡と山吹色のきんとん餡の質感を変えてあり、山吹色(蛍の光)のほうがよりしっとり。蛍の光の雰囲気がある
  • 蛍の情景が浮かび、初夏を感じられる

季節は?

  • 初夏(5月)
  • 実際に購入した時期:2019年5月 愛媛・八幡浜 後藤さん店頭

とても美味しくいただきました。

後藤さんの季節の和菓子を五感で味わってみませんか

菓工房 後藤さん

大正元年(1912年)創業 愛媛県八幡市浜田町にお店を構えている。後藤さんのご主人は、京都で6年間修業した経験があり、美味しいあんこに定評がある。大福や季節限定のいちご大福など、美味しい和菓子が地元のかたたちに愛されている。「NPO法人 八幡浜元気プロジェクト」の一環で、後藤さんのご主人が「濱田農園」の極ジュースを素材に2年をかけて開発された、固くない生落雁「媛のくちづけ」がおすすめ。初夏から秋頃まで提供される、自家製シロップがかかったかき氷も大人気。
後藤さんの和菓子が買える場所:原則として店頭のみ
最寄駅:JR八幡浜駅

毎日が和菓子日和 | 後藤
愛媛・八幡浜 | 後藤

Please look at this page picture of Japanese sweets, “WAGASHI”.This “WAGASHI” name is “firefly“. This is made of bean,sugar and etc.,etc.It is fluffy, and has a feeling of the season in early summer.This “WAGASHI” was made by the “WAGASHI” shop “GOTOU” in Ehime Japan.


季節の和菓子のこと

多くの和菓子屋さんでは、季節ごとに和菓子を用意しています。毎年意匠(お菓子のデザイン)や構成(素材や味)を工夫し、新しい和菓子をこしらえていることも多くあります。まさに一期一会

特に、季節の情景などを表現した上生菓子には、写真や絵では伝えることのできない趣があります。

ぜひ、実際に和菓子屋さんに足を運び、その時々の「季節の和菓子」の味わいと季節の移ろいを楽しみましょう。

毎日が和菓子日和!

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