2019-06-07

富山 引網香月堂さん | 若桃餅

毎日が和菓子日和 | 引網香月堂 | 若桃餅
引網香月堂 | 若桃餅

『凄腕の匠が創る季節の和菓子』

こんにちは。和菓子ライフナビゲーターの梅の実です。

今回は、富山県富山市と高岡市、射水市にお店を構えている「引網香月堂」さんの 季節の和菓子「若桃餅」を紹介します。

「引網香月堂」さんは。凄腕の匠がいらっしゃることで有名なお店です。

ご主人が即興でオリジナルの上生菓子を創られる姿、できあがった和菓子のたたずまい。それを目の当たりにした感動体験は、 当方( 「毎日が和菓子日和」の梅の実)が和菓子の虜になったきっかけのひとつです。

上生菓子もすてきですが、季節の素材の魅力を引き立てた和菓子もまた格別。万葉の梅園、春のいちご餅、秋の純栗蒸しようかんなどを季節ごとに楽しむことができます(それぞれ、別の記事で紹介させていただきます)

そして、5月のある日、新宿タカシマヤさんの和菓子売り場「銘菓百選」に「若桃餅」が! ”絶対においしいはず”と確信して買い求めました。

感動的!プロヴァンスの風が吹き抜ける!さわやかな香りとじゅわっと果汁!

大きな期待を胸に 「若桃餅」をいただいたのですが、期待以上のすばらしさでした。今回、1人で食べてしまったので、今度は家族や友達にも食べてもらいたい。

引網香月堂さん の 「若桃餅」

外観は?

  • 和菓子のケースに入っていて、ちょこんと座っている感じ
  • ほぼまんまる。幅5センチ、高さ4センチくらい
  • 外皮 : うすくのばしたやわらかい求肥、中の若桃の緑色がうすく透けて見える

中身は?

  • しろあんで若桃の蜜煮を包んでいる

味わいひとことメモ

  • ケースを開けると、さわやかな若桃の香りが漂う
  • やわらかい求肥
  • さわやかな良い香りのするしろあんは、甘さ控えめで、なめらかでみずみずしく、溶けるようだ
  • 若桃の蜜煮の外皮にはしゃきっとした固さを残してある。中身はやわらかく、じゅわぁっ!と果汁がたくさんあふれる
  • 全体として、プロヴァンスの風がふきぬけたような爽やかさ(和菓子なのですが、こんな表現をしたくなる新鮮な驚きがあった)
  • 「冷やしてお召し上がりください」と書かれているので、冷やしていただきました

季節は?

  • 春から初夏
  • 実際に購入した時期:2019年5月 新宿高島屋の銘菓百選にて

 * 期間限定の和菓子です。販売時期の確認ができましたら更新します

とても美味しくいただきました。 (近い将来、本店に足を運び、いろんな和菓子をいただくのが夢です→2019年秋、夢が叶いました)

引網香月堂さんの和菓子を五感で味わってみませんか

和菓子処 引網香月堂んのこと

  • 創業: 大正8年(1919年)創業
  • 梅の実のひとこと紹介: 富山県富山市古沢に本店、富山県射水市に小杉店 、高岡市に伏木店 を構えています。凄腕の職人さんがいらっしゃることでも有名。直営店で開催されているイベントは毎回大盛況 
  • おすすめ銘菓:上生菓子、よごと、家持まんじゅう、越中富山やくぜんサブレなど、(あんこが美味しい!)
  • 引網香月堂さんの和菓子を買える場所:引網香月堂 さんの店舗のほか、一部の和菓子は高島屋など一部百貨店にて定期/不定期/曜日限定/期間限定などでお取扱いがあります。ご利用の際はご確認ください 
  • お店の場所(本店):富山県富山市古沢111-3

季節の和菓子のこと

多くの和菓子屋さんでは、季節ごとに和菓子を用意しています。毎年意匠(お菓子のデザイン)や構成(素材や味)を工夫し、新しい和菓子をこしらえていることも多くあります。まさに一期一会。

特に、季節の情景などを表現した生菓子には、写真や絵では伝えることのできない趣があります。

ぜひ、実際に和菓子屋さんに足を運び、その時々の「季節の和菓子」の味わいと季節の移ろいを楽しみましょう。

毎日が和菓子日和!

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