『華やかな干菓子の詰め合わせ』
こんにちは。和菓子ライフプロデューサーの梅の実です。
今日は立春。一年で一番寒い時期ではありますが、テレビやラジオで「暦のうえでは春です」というアナウンスをきくと、あともう少しの辛抱だ…と感じることができますよね。
さて、立春には暦の上の春の幕開けに、幸福を願いながら味わう御菓子があります。主に「立春大吉」、「立春大福」、「立春生菓子」と言われ、特別な和菓子を販売する和菓子屋さんも多いです。
「立春大吉」は、縁起のよい意匠(デザイン)や、春らしい明るい、晴れやかな色味をつかった御菓子。「立春大福」は、滋養強壮にいい素材などをつかった餅菓子が多いです。
今日は、京都の「亀屋良長」さんの季節の和菓子「立春大吉」をご紹介します。
「亀屋良長」さんの「立春大吉」は、毎年、楽しみにしているかたも多いのではないでしょうか。おたふくや梅など、かわいらしく、おめでたいモチーフのお干菓子の詰め合わせは、見た瞬間に春が飛び込んできます。
「亀屋良長」さんの『立春大吉』
どんな御菓子?
- 以下の詰め合わせ
- おたふくと、梅の形をした紅白の「和三盆」
- 山吹色と若草色の豆型や、紅梅色の丸型の「すはま」
- 「和三盆」「すはま」の後ろに敷き詰められているのは、お米のポン(米に圧力をかけてふくらんだもの)を軸とした、金平糖
味わいひとことメモ
- 「和三盆」は、すうっと、雪のように溶ける食感
- 「すはま」は、しっとりとした食感で甘く、ほのかに豆の香ばしさ
- 古くからある御菓子ですが、香ばしい豆つながりで、珈琲と一緒にいただくのがおすすめ
- お米のポンを軸とした、金平糖は、サクサクとして美味しく、わき役のようでいて存在感がある
季節は?
- 1月中旬から2月初旬頃まで(各店舗、オンラインショップ)
- 年により販売状況が異なる場合があります
実際に味わった時期
- 2021年2月 / 2023年2月
とても美味しくいただきました。
亀屋良長さんの和菓子を五感で味わってみませんか
京菓子司 亀屋良長さんのこと
- 創業:享和3年(1803年)菓子司 亀屋良安から暖簾分けをするかたちで創業
- 梅の実のひとこと紹介:初代店主は、良質の水を求めて現在の地を選んだのだそう。伝統の御菓子を守りつつ、時代に合わせた御菓子や異業種とのコラボ商品にも取り組まれています
- おすすめ銘菓:「鳥羽母(うばだま)」、パンにのせて食べる「スライスようかん」など
- 亀屋良長さんの和菓子が買える場所:亀屋良長さんの本店ほか、一部の和菓子は、亀屋良長さんのオンラインショップ、京都高島屋、大丸京都、JR京都伊勢丹などでお取り扱いがあります
- お店の場所:京都府京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
毎日が和菓子日和!
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