『お正月の和菓子』
新年あけましておめでとうございます。「毎日が和菓子日和」では今年もさまざまな和菓子屋さんや和菓子の情報や魅力をお届けし、楽しいイベントなども企画してまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回は、2020年の最初に味わった和菓子、京都「笹屋伊織(ささやいおり)」さんの「花びら餅」を紹介します。
「花びら餅」は、平安時代の宮中行事である「歯固めの儀式」に由来する和菓子です。明治時代に茶道の裏千家の初釜の御菓子として使われたことから、お正月の和菓子として広まったそうです。昔は、関東地方の和菓子屋さんではあまり見かけなかったように思うのですが、近年はよく見かけるようになりました。
笹屋伊織さんの 「花びら餅」
長寿を願う「歯固めの儀式」では、餅の上に赤い菱餅を敷き、その上に猪肉や、鮎の塩漬けなどをのせて食べていましたが簡略化され、鮎をごぼうに見立て、雑煮は餅と味噌餡でかたどり、現在の花びら餅が生まれました。
笹屋伊織さんのホームページの「花びら餅」の説明より引用
外観は?
- 丸く伸ばした餅に甘く煮たごぼうを挟み、半分に折った形状
- 中のみそあん(ピンク色)がうっすら透けて見えている
中身は?
- ごぼうの甘煮
- みそあん
味わいひとことメモ
- みそあんのピンク色が透けていて、ぽってりとしたお餅がかわいらしい
- やわらかく、弾力のあるお餅
- ごぼうの甘煮は、力強い味わい
- みそあんのあまじょっぱさがお餅によく合っている
季節は?
- お正月 *販売時期は年末年始
- 実際に購入した時期:1月 伊勢丹立川店の笹屋伊織さんにて
*手作りの和菓子のため、その時々の販売有無は、お店にてご確認ください
とても美味しくいただきました。
笹屋伊織さんの和菓子を五感で味わってみませんか?
京菓匠 笹屋伊織さんのこと
- 創業:享保元年(1716年)京都にて創業
- 梅の実のひとこと紹介:創業300年を越える。京都市内を中心に店舗と販売店を構えるほか、北海道から九州まで全国に販売店があります。伝統を大切にしながら、積極的に新しい挑戦をしているお店
- おすすめ銘菓:どら焼。一般的にイメージするどら焼とは異なる形をしていて、限定販売なので、一度食べてみることをおすすめします
- 笹屋伊織さんの和菓子が買える場所:笹屋伊織さんの直営店や販売店のほか、一部の和菓子はオンラインショップにてお取扱いがあります。お店により限定品があります
- お店の場所(本店): 京都市下京区七条通大宮西入花畑町86
Please look at this page picture of Japanese sweets, “WAGASHI”.
This “WAGASHI” is “HANABIRA-MOCHI” made by the “WAGASHI” shop “SASAYA-IORI” in Kyoto Japan.
毎日が和菓子日和!