『「しろ」と「黒糖」味わい異なる水無月』
こんにちは。 和菓子ライフナビゲーターの梅の実です。
今回は、京都に本店を構えていらっしゃる「笹屋伊織(ささやいおり)」さんの
季節の和菓子「水無月」を紹介します。
「毎日が和菓子日和」では、原則として自分で買いに行き、味わって食べた和菓子を描き、記事にしています。例外として、自分で買いに行かなくとも和菓子関係の講座で味わった和菓子も、記事の対象にすることがあります。( 資料やレシピなど、講師のかたの権利を侵害する内容を除く )
今回の「笹屋伊織(ささやいおり)」 さんの「水無月」は、京菓匠 笹屋伊織 十代目女将 田丸みゆき」さんによる玉川テラスの講座でいただいた和菓子です。
この日のテーマは、「創業300年の老舗和菓子屋の女将 が話す「水無月」や「祇園祭」」でした。
会場に到着すると、お着物姿の女将さんの姿が。緊張しながらご挨拶をし、女将さんがこの日のために活けてくださった祇園祭にまつわるお花(檜扇)や扇子などの品物が飾られていて、興味深く拝見しました。
はじめての参加で、やや緊張していたのですが、女将さんがとてもチャーミングな方で、時間が経つのを忘れるくらい、楽しいお話をしてくださったので、すぐに場が和みました。女将さんのようなすてきな人になれたらなぁ…と(きっと誰もが)憧れます。
講座の内容も、老舗和菓子屋の女将さんならではのお話ばかり!!いろいろと驚きもありました。その他、てぬぐいの活用方法なども教えていただき、楽しく参加することができました。興味をお持ちのかたは、玉川テラスにご確認ください。
「水無月」のこと
個人的な話ですが、はじめて「水無月」を食べたのは15年ほど前の京都。「出町ふたば」さんで、豆餅と一緒に買いもとめました。その時は、背景などを知らずに食べてしまいました・・・。今思うと、もったいない。
最近では、都内でも見かけることが多くなりました。これも和菓子屋さんや百貨店などの和菓子売場、和菓子教室など、和菓子に関するかたがたのご尽力の賜物だと思います。
季節の移ろいにあわせて和菓子をいただく楽しさを知ってよかった。もっと味わいたい、そして、少しでも知らせたい !
わたしがこれまでに講座や本などで学んだ概要は以下の通りです。
- 京都が発祥
- 夏越の祓(なごしのはらえ)がおこなわれる6月30日に食べられる和菓子
- 年の残り半分の無病息災を祈念
- 赤い豆(小豆)が厄除けの意味がある
- 氷をイメージした形(高価な氷を手に入れられない庶民の宮中へのあこがれなど)
色々なサイトや本でも説明がされています。ぜひ調べてみてくださいね。
笹屋伊織さんの 季節の和菓子「水無月」
外観は?
- 「しろ」と「黒糖」の2種
中身は?
- 外郎(ういろう)の上に、小豆が隙間なく乗っている
味わいひとことメモ
- もっちりとしている
- 小豆の素材感を感じられ、甘さもちょうどよい
- 黒糖は、しっかり黒糖の良さがでている
- 「しろ」と「黒糖」味わいが全く異なるので、両方楽しむことをおすすめしたい
季節は?
- 初夏(6月30日まで)
とても美味しくいただきました。
笹屋伊織さんの「季節の和菓子」を五感で味わってみませんか?
京菓匠 笹屋伊織さんのこと
- 創業:享保元年(1716年)京都にて創業
- 梅の実のひとこと紹介:創業300年を越える。京都市内を中心に店舗と販売店を構えるほか、北海道から九州まで全国に販売店があります。伝統を大切にしながら、積極的に新しい挑戦をしているお店
- おすすめ銘菓:どら焼。一般的にイメージするどら焼とは異なる形をしていて、限定販売なので、一度食べてみることをおすすめします
- 笹屋伊織さんの和菓子が買える場所:笹屋伊織さんの直営店や販売店のほか、一部の和菓子はオンラインショップにてお取扱いがあります。お店により限定品があります
- お店の場所(本店): 京都市下京区七条通大宮西入花畑町86
Please look at this page picture of Japanese sweets, “WAGASHI”.
This “WAGASHI” name is “MINAZUKI“.
“MINAZUKI” is lucky “WAGASHI”, eaten at the end of June in Kyoto Japan.the day is called “NAGOSHI NO HARAE“.
“NAGOSHI NO HARAE” is a ceremony to drive away evil spirits and to pray for peace.
Many “WAGASHI” shop make Minazuki in June.
This “MINAZUKI” was made by the “WAGASHI” maker “SASAYA-IORI” in KYOTO Japan.
毎日が和菓子日和!