2019-05-20

とらや さん | 菖蒲饅(季節の和菓子)

とらや / 花菖蒲

こんにちは。 和菓子ライフナビゲーターの梅の実です。

今回は、「とらや」さんの季節の和菓子「菖蒲饅(あやめまん)」を紹介します。

山芋のやさしい香り! とらやさんの薯蕷製 季節の和菓子

とらやさんは、言わずと知れた和菓子の老舗。室町時代から続く名店です。

2018年10月にリニューアルオープンした赤坂本店は、明るい自然光が入る店内、ヒノキのよい香りが漂い、訪れるたびに心がほっとします。

また、スタッフのかたの対応も親切で、老舗の壁を感じさせない、自然なおもてなしの対応…。日本を感じるお店だなぁ…と思います。

3階にある「御用場」はガラス張りになっており、職人さんが和菓子をつくっている姿をみることが出来ますし、地下のギャラリーではとらやさんの和菓子にまつわる展示が定期的に開催されているので、お菓子を1つ買いに行くだけでも、ゆっくりと楽しむことができます。

とらやさん の 季節の和菓子 薯蕷製「菖蒲饅(あやめまん)」

外観は?

  • 小判型
  • あやめの焼き印
  • 葉は手書きで1本1本丁寧に書かれている
  • 薯蕷製

中身は?

  • 御前餡(こしあん)
毎日が和菓子日和 | とらや  |  菖蒲饅(中イメージ)
御前餡 は こしあん のこと

味わいひとことメモ

  • 薯蕷(山芋)の良い香り、餡も上品で薯蕷の饅頭皮とよくあう。茶色の焼き印と手書きで描かれている菖蒲(あやめ)が渋い…趣がある。

季節は?

  • 2019年5月1日~15日 の季節の和菓子として販売
  • 実際に購入した時期:2019年5月 赤坂本店にて購入
  • とらやさんで、この和菓子が初めて販売されたのは、大正7年(1918年)だそうです

とても美味しくいただきました。

とらや さんの季節の和菓子を五感で味わってみませんか

とらや(虎屋 )さん

室町時代後期の京都で創業。500年以上も和菓子をつくりつづけている。1869年に東京に進出。
とらやさんでは、概ね2週間おきに季節の和菓子を入れ替えています。過去の膨大な作品、新作のなかから選ばれています。時期を逃すと次はいつ出会えるかわかりません…(和菓子は一期一会ですね)
とらやさんの和菓子が買える場所:とらやさんの直営店、販売店やオンラインショップで購入可能。季節の生菓子は、「生菓子」取扱い商品でお求め可能です。 ご利用の際はご確認ください。
とらやさんのホームページはこちらhttps://www.toraya-group.co.jp/

とらや 赤坂本店

季節の和菓子のこと

多くの和菓子屋さんでは、季節ごとに和菓子を用意しています。毎年意匠(お菓子のデザイン)や構成(素材や味)を工夫し、新しい和菓子をこしらえていることも多くあります。まさに一期一会

特に、季節の情景などを表現した上生菓子には、写真や絵では伝えることのできない趣があります。

ぜひ、実際に和菓子屋さんに足を運び、その時々の「季節の和菓子」の味わいと季節の移ろいを楽しみましょう。

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