『土用の丑の日に食べて、夏バテ防止』
こんにちは。 和菓子ライフナビゲーターの梅の実です。
今回は「とらや」さんの季節の和菓子「土用餅(どようもち)」を紹介します。
土用餅とは
「土用」というと「土用の丑のうなぎ」を思い出すかたが多いのではないでしょうか。
夏の土用の時期は梅雨が明けて、本格的な夏を迎える時期です。江戸時代頃から「う」がつくものを食べて夏バテを防止するという風習があり、その一つとして土用の日にうなぎを食べるようになったといわれています。
うなぎ等と同じように、夏バテを防止するために、土用の時期に「土用餅」という餅を食べるという習慣が、関西や北陸(特に京都や金沢)にあるそうですね。
土用とは、暦の立春・立夏・立秋・立冬の前十八日間を指しますが、現在は立秋の前の夏の土用がよく知られます。
とらやさんの「土用餅」に添付されていたしおりより
土用の入りには、暑さ負けをしないよう、砂糖や小豆入りの餅を食べる習慣があります。
土用餅を食べて暑さに備えよう!
「土用餅」 は、 関東をはじめとする多くの地域では、 あまりなじみがないかもしれませんが、「とらや」さんのほか、関西に本店がある和菓子屋さんの販売店、百貨店の和菓子売り場などで販売されていることがあります。
また、関東の和菓子屋さんでも「土用餅」をつくっているお店が少しずつ増えてきたように感じます。
とらやさんでは、土用入り(土用の丑の日)までの販売ですが、和菓子屋さんによっては、土用入り(土用の丑の日)から数日間、または7月いっぱい販売されていることもあるようです。
この時期、お散歩がてら和菓子屋さんに足を運んでみてはいかがでしょうか。もし「土用餅」に出会えたら、ぜひ、これからの暑い季節に備えて味わいましょう! (もし「土用餅」が無くてもがっかりせずに、美味しいあんこの和菓子などを味わいましょうね)
とらやさん の 季節の和菓子「土用餅(どようもち)」
外観は?
- 上から見ると正丸、横から見ると楕円
- 直径約5センチ、高さ約2センチ
- 黒糖の小豆こし餡:チョコレートのようなマットな感じに見える
中身は?
- もち
味わいひとことメモ
- 上質な黒糖をつかっているということが味でわかる黒糖餡。ミネラルを感じる(体によさそう!)
- おもちはしっかりとした弾力があり、噛み応えのある餅
季節は?
- 夏 とらやさんでは土用入り(土用の丑の日)までの3日間のみ販売(2019年は7月18日~20日) *とらやさんの関東・関西の一部販売店のみで販売
- 実に購入した時期:2019年7月18日 とらやさん 東京ミッドタウン店にて
- (京都の一部販売店では「小倉餡の土用餅」も販売されているのだそう)
とても美味しくいただきました。
とらや さんの季節の和菓子を五感で味わってみませんか
とらや (虎屋)さんのこと
- 創業:室町時代後期に京都で創業。1869年に東京に進出。
- 梅の実のひとこと紹介:500年以上も和菓子をつくりつづけている老舗。概ね2週間おきに季節の和菓子を入れ替えており、過去の菓子見本帳や新作のなかから選ばれています。一度時期を逃すと次はいつ出会えるかわかりません。まさに一期一会。赤坂本店は檜を使用して作られており、檜のよい香りが漂っています。3階の御用場では、窓の外から、職人さんが和菓子をつくる姿を拝見することができます。
- おすすめ銘菓:羊羹、季節の生菓子、虎屋饅頭
- 虎屋さんの和菓子を買える場所: とらやさんの直営店、販売店、オンラインショップ。季節の生菓子は「生菓子」取扱い商品でお求め可能です。ご利用の際はご確認ください。
- お店の場所(本店):東京都港区赤坂4-9-22
- 最寄り駅(本店):赤坂見附駅(徒歩7分)
Please look at this page picture of Japanese sweets, “DOYO-MOCHI”. At the beginning of summer, Japanese eat “DOYO-MOCHI” to regain energy and to alleviate suffering from the summer heat. This “WAGASHI” was made by the “WAGASHI” maker “TORAYA” . It’s so tasty!
毎日が和菓子日和!