『特別展「ようこそ!御菓子の国へ」』
こんにちは。「毎日が和菓子日和」の和菓子ライフナビゲーター、デザイナーの梅の実です。
本日は、前回に続き、「とらや」さんの パリ店 40周年にまつわる記事で、特別展「ようこそ!お菓子の国へ」のミニレポート(期間中なので、あえて、詳しく書いていません)と、40周年記念限定商品のなかで、一番手軽に味わえる、小型羊羹製「イスパハン」のご紹介をします。
1980年10月6日、フランス・パリに「とらや」さんのパリ店がオープンしたそうです。今年(2020年)、40周年を迎えたことを記念し、特別展が行われています。
展覧会のタイトルは「ようこそ!御菓子の国へ ―日本とフランス 甘い物語―」 で、テーマは「日仏の菓子くらべ」です。
展覧会の内容は、 日本とフランスの御菓子の 「歴史」、「くらしとのかかわり」、「たのしみかた」、「材料」、「道具」、「職人の想い」などです。
どの内容も、興味深いのですが、なかでも気に入ったのが、“フェーヴ”(フランスで新年に味わう伝統菓子の「ガレットデロワ」の中に入っている陶器の小物)の展示です。
「とらや」さんのパリ店では、毎年 「ガレットデロワ」 をつくるそうです。その中に入っているオリジナルの“フェーヴ”の展示なのですが、かわいらしさがたまらなく、コレクションしてみたくなりました。
想像していた以上に、御菓子づくりの共通点があったり、文化の違いに適応する大変さがあったり・・・。 それぞれ、比較しながら学ぶことができ、とてもたのしい内容です。可能でしたら、ぜひ、期間中に足を運んでみてください。
(開催概要は「とらや」さんのご案内ページをご覧ください)
なお、 40周年記念限定商品のなかで、一番手軽に味わえる、小型羊羹製「イスパハン」のご紹介をします。
とらやさん の小型羊羹『イスパハン』
外観は?
- ローズカラーを使用した、かわいらしいパッケージ
- 7.9×2.8×2.0㎝
中身は?
- 白餡で フランボワーズの水羊羹製の芯を包んでいる(芯は、小倉餡のようにも見える)
味わいひとことメモ
- 『イスパハン』の香りがふんわりと広がり、 異国の雰囲気を醸し出され、さりげなくも強い主張をしてくる。その直後に、これが白小豆や手亡など、餡をベースにつくった羊羹であるという事実に立ち返った途端、驚きを感じる(『イスパハン』とは、バラ・ライチ・フランボワーズのフレーバーの組み合わせで、「ピエール・エルメ・パリ」の象徴的なフレーバー))
- とても美味しいし、おもしろい異文化コラボだと思う
季節は?
- とらやパリ店40週年記念限定商品(2020年9月1日~11月上旬(無くなり次第終了)) *とらや全店(羽田空港内の納品店売場・成田空港売場除く) / ピエール・エルメ・パリ日本国内12店舗 にて販売
- 購入した時期:2020年10月 とらやさん 赤坂本店
とても美味しくいただきました。
ほかにも、きんとん製や求肥製の『イスパハン』なども販売されています。ぜひ、販売期間中に愉しんでみて下さい。
とらやさんの和菓子を五感で味わってみませんか
とらや さんのこと
- 創業:室町時代後期に京都で創業。1869年に東京に進出。
- 梅の実のひとこと紹介:500年以上も和菓子をつくりつづけている老舗。概ね2週間おきに季節の和菓子を入れ替えており、過去の菓子見本帳や新作のなかから選ばれています。一度時期を逃すと次はいつ出会えるかわかりません。まさに一期一会。赤坂本店は檜を使用して作られており、檜のよい香りが漂っています。3階の御用場では、窓の外から、職人さんが和菓子をつくる姿を拝見することができます。
- おすすめ銘菓:羊羹、季節の生菓子、虎屋饅頭 、残月など
- 虎屋さんの和菓子を買える場所:とらやさんの直営店、販売店、オンラインショップ。季節の生菓子は「生菓子」取扱い商品でお求め可能です。ご利用の際はご確認ください。
- お店の場所(本店):東京都港区赤坂4-9-22
- 最寄り駅(本店):赤坂見附駅(徒歩7分)
- ホームページ:https://www.toraya-group.co.jp/
Please look at this page picture of Japanese sweets, “WAGASHI”.
- WAGASHI NAME : Ispahan
- SHOP : Toraya
毎日が和菓子日和!