2019-05-04

鶴屋吉信さん | 有平糖 (ありへいとう)

毎日が和菓子日和 鶴屋吉信 有平糖
鶴屋吉信 / 有平糖

『有平糖の魅力』

こんにちは。 和菓子ライフナビゲーターの梅の実です。

今回は、鶴屋吉信さんの有平糖を紹介します。

有平糖(ありへいとう)とは

有平糖(ありへいとう)は16世紀中頃(安土桃山時代:織田信長の時代)にポルトガルから伝来した南蛮菓子がルーツの和菓子です。多くの和菓子がそうであるように、江戸時代に美しい色付けや細工などの技法が確立し、現在に至るのだそう。

ポルトガルから伝来した南蛮菓子というと、カステラや金平糖が有名です。しかし、主にお茶席で用いられてきた有平糖は、身近な環境(例えば近所のスーパーマーケットなど)で見かけることは少ない。聞いたこともない。いったいどんなお菓子なの?と思われているかたも多いかもしれません。

鶴屋吉信さんの有平糖(ありへいとう)の魅力

鶴屋吉信さんのホームページ内の京菓子寸話というコーナーて、 有平糖の魅力が紹介されていました。

美しい光沢と明るい色彩のうえに、本物のようにに細工できるというおもしろさが魅力となって、和菓子の重要な要素となっています。季節のよろこびをいきいきと伝えてくれる有平糖が南蛮菓子400年の伝統を持つというのも、京菓子の底の深さの一端を物語っているようでもあります。

鶴屋吉信:京菓子寸話(有平糖)より

・・・きっと、遠い昔の日本人も、有平糖の美しさに心を惹かれたのでしょうね。

鶴屋吉信さんの有平糖は、 職人さんが1本1本つくられているそうで、 表面に美しい光沢があり、カラフルな模様がほどこされています。 しかも、1本1本に、京都の名所が表現されているのです!!

和菓子になじみのないかた、外国人のかたへのプレゼントにもおすすめです。日本の伝統や、和菓子の魅力を伝えるアイテムにもなってくれるでしょう。

そして、自分用に買い求めたら、ご自宅で美しい有平糖を眺め、味わい、お気に入りの京都の名所に想いを馳せてみては…。

鶴屋吉信 さんの「有平糖 (ありへいとう) 」を五感で味わってみませんか

京菓匠 鶴屋吉信さんのこと

  • 創業:享和3年(1803年) 京都にて創業
  • 梅の実のひとこと紹介:京都府上京区に本店、京都駅にIRODORI、京都府亀岡市にFACTORY店、東京の三越前に東京店(TOKYO MISE)、世田谷店のほか、全国各地の百貨店などに販売店を構えている
  • おすすめ銘菓:「京観世」「柚餅」「つばらつばら」など 
  • 鶴屋吉信さんの和菓子が買える場所:鶴屋吉信さんの各店舗、販売店及び一部の商品は鶴屋吉信さんオンラインショップでも購入可能
  • 最寄駅(東京店):三越前駅 

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京菓匠 鶴屋吉信 東京店(TOKYOMISE)

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