こんにちは。「毎日が和菓子日和」の梅の実です。
『歩いて学ぶ、和菓子巡り』文学の街 東京・本郷編は、ご好評により、2022年5月の全日程を終了しました。
ご参加くださいましたお客様、ご協力くださいました和菓子屋さん、ありがとうございました。
今日は、当日の様子の一部をご紹介します。
興味深い、お店や和菓子の裏話
春日駅で受付をし、注意点や当日の概要をご案内して出発。(5月14日(土)は荒天の予報が出ていたのですが、集合時間に雨があがりました☀)
当日は、街を散策しながら、5-6店の和菓子店をめぐりました。繋がりのあるいくつかのお店では、お店の歴史や御菓子の裏話などを伺いました。ひとつひとつのお話が興味深くて、驚きや感動も盛りだくさん。
以下では、その一部をご紹介しています
石井いり豆店さん
まずは、「石井いり豆店」様に訪問しました。明治20年創業で、 現在4代目、5代目が営業しています。
当時の様子を活かした店内もすてきです。
お豆のトップシーズンは秋~冬ですが、その時期に手に入るお豆を店頭で炒って量り売りしています。今の時期は、炒った青豆や花豆、おせんべいを購入することができました。しょっぱいお豆はビールに、甘くコーティングしたお豆はお茶うけにぴったりです。
以下は、お豆を炒る道具です。今はガスを使っていますが、昔は石炭を使っていたそうです。
昭和レトロな町散策
多くの文豪の縁(ゆかり)の街である、文京区本郷。
樋口一葉、夏目漱石、宮沢賢治が住んでいたといわれる場所なども散策しました。
御菓子処扇屋さん
御菓子処扇屋さんは、 昭和25年創業の和菓子屋さんです。この日は3代目 と4代目にお話を伺いました。
初代が長崎出身なので、「カステラ」や「丸ぼうろ」も看板商品のひとつです。
今回のイベントの到着時間に合わせてカステラを焼き上げてくださり、カットする前のカステラの重さを体感させていただきました。想像以上に大きく、重く・・・。みなさん、目を輝かして驚いていました。
わたしは、扇屋さんの「カステラ」が大好きです!!
東大赤門の門前にあるため、加賀藩(前田家)と関係があると思われることもありますが、加賀とは特に関係はないそうです。ただ、扇屋さんオリジナルの加賀に因んだお菓子もつくっていますよ。夏の時期だと「加賀の氷室」という葛と杏子の御菓子が、 のど越しがよく、とっても おすすめ。
この日、扇屋さんには特別なお土産を頂戴しました。
今回のイベントは、5月14日(土)と19日(木)の2回開催したのですが、お菓子の品ぞろえが変わっていました。季節の移ろいを感じることも、和菓子屋さんに通う楽しみのひとつですね。
壺屋総本店さん
壺屋総本店さんは、徳川家光の時代(1624~44年頃)に、町民が町民向けにはじめてひらいた江戸の御菓子屋さんです。洒落たファッションの18代目にお話を伺いました。
勝海舟にも愛されたお店で、いったんお店をたたもうとしたときに、勝海舟がお店を続けるようにと話したことで、現在まで残っています。
今後も愉しい企画を検討中
「毎日が和菓子日和」の「歩いて学ぶ・和菓子巡り」は、今後も、愉しい企画を検討中です!
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毎日が和菓子日和!
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