『和菓子のクリスマスツリーやシュトレンも』
こんにちは。「毎日が和菓子日和」の和菓子ライフナビゲーター、デザイナーの梅の実です。
最近は、多くの和菓子屋さんでクリスマスの御菓子をつくるようになり、ケーキの代わりに、和菓子でクリスマスを愉しむかたも多くなってきました。
西洋の文化である、ハロウィンやクリスマスの御菓子を和菓子屋さんがつくるのは、なぜ??と不思議に思うかたもいらっしゃるかもしれません。
しかし、和菓子は、季節の移ろい、歳時記、歴史上の様々なできごと、地域文化を御菓子に映し取り、少しずつ新しい変化をおこしながら、今に至っています。
クリスマスの和菓子は、今の時代だからこそ、必然的に生まれた御菓子だと言えます。
また、和菓子の種類によりますが、たまごなどのアレルギー素材を使用することが少ないため、家族みんなで同じものを食べられるのも嬉しいです(アレルギー素材の有無は、必ずご確認ください)
クリスマスの上生菓子
このページの御菓子のイラストは、京都の老舗和菓子店「京菓子司 末富」さんのクリスマスの上生菓子です。白いもみの木には「キャロル」、緑のもみの木には「聖夜」という菓銘がつけられています。てっぺんの星は「寒天」、ツリーは「きんとん餡」、色のついた飾りは「こなし」で出来ています。
クリスマスをイメージした上生菓子は、多くの和菓子屋さんで作っていますので、ご近所の和菓子屋さんでも探してみましょう!
シュトレンをつくる和菓子店
なお、クリスマス前の4週間(アドベント)に少しずつカットしていただくパン、「シュトレン(シュトーレン)」を模した、御菓子をつくる和菓子屋さんもいらっしゃいます。和菓子屋さんのシュトレンは、パンと同様、ドライフルーツや木の実を使用しつつ、生地には餡が練りこまれていることが多いようですね。
<クリスマスに、シュトレンをつくる主な和菓子店>
*(順不同)年により、変更のある場合があります
和菓子で愉しいクリスマスを!
毎日が和菓子日和!!