2019-07-27

とらや さん | 巻水(季節の和菓子)

毎日が和菓子日和 | とらや | 巻水
とらや | 巻水

『薄水色の道明寺。きらきらとした氷餅をまとわせて』

こんにちは。和菓子ライフナビゲーターの梅の実です。

今回は「とらや」さんの季節の和菓子「巻水(まきみず)」を紹介します。

最近は、自然の色素を使い、涼し気な青い色のお菓子をつくる和菓子屋さんが増えてきましたね。

とらやさん の 季節の和菓子「巻水」

「巻水」の意匠は、古来、着物や工芸品の文様として親しまれてきました。
お菓子の『巻水』は、氷餅を付けた水色の道明寺生地で小倉餡を巻いておつくりしています。池や湖に広がる水紋(すいもん)を思わせます。

とらやさんの「巻水」の説明

外観は?

  • 涼やかな薄い水色の餅(道明寺)
  • 餅(道明寺)の表面に氷餅をまとわせてあり、キラキラしている
  • 水紋のイメージを、餡で表現している

中身は?

  • 小倉餡
  • 餅(道明寺)に、小倉餡を敷き、ロール状に巻いてある

味わいひとことメモ

  • かすかにサクサクとする氷餅
  • モチモチっとする道明寺
  • ザクザクとする、細かめに砕かれた小倉餡
  • ↑いろんな食感が楽しい
  • ちょうどよい甘さ
  • お茶を飲みながら眺めていると、池のある庭を眺めているような気持になる

季節は?

  • (2019年は7月16日~31日) *とらやさんの関東・関西の生菓子販売店のみで販売
  • 実に購入した時期:2019年7月18日 とらやさん 東京ミッドタウン店にて
  • とらやさんで、この和菓子が初めて販売されたのは、安永2年(1773年頃)だそうです 。今に通ずる斬新な意匠。約250年前。当時のひとたちは、どんな想いでこの和菓子を眺めたのでしょう…

とても美味しくいただきました。

とらや さんの季節の和菓子を五感で味わってみませんか

とらや (虎屋)さんのこと

  • 創業:室町時代後期に京都で創業。1869年に東京に進出。
  • 梅の実のひとこと紹介:500年以上も和菓子をつくりつづけている老舗。概ね2週間おきに季節の和菓子を入れ替えており、過去の菓子見本帳や新作のなかから選ばれています。一度時期を逃すと次はいつ出会えるかわかりません。まさに一期一会。赤坂本店は檜を使用して作られており、檜のよい香りが漂っています。3階の御用場では、窓の外から、職人さんが和菓子をつくる姿を拝見することができます。
  • おすすめ銘菓:羊羹、季節の生菓子、虎屋饅頭
  • 虎屋さんの和菓子を買える場所: とらやさんの直営店、販売店、オンラインショップ。季節の生菓子は「生菓子」取扱い商品でお求め可能です。ご利用の際はご確認ください。
  • お店の場所(本店):東京都港区赤坂4-9-22
  • 最寄り駅(本店):赤坂見附駅(徒歩7分)

毎日が和菓子日和 | とらや 東京ミッドタウン店
とらや 東京ミッドタウン店

Please look at this page picture of Japanese sweets, “WAGASHI”.
This “WAGASHI” name is “MAKIMIZU
”.
It was created to the image of “ripple out” by the “WAGASHI” maker “TORAYA” in Japan.

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