『大倉山の春景色?』
こんにちは。和菓子ライフナビゲーターの梅の実です。
和菓子で見る春景色。桜の季節に味わいたい和菓子。
今日は、神奈川県横浜市港北区大倉山にお店を構える「大倉山青柳」さんの「春の調べ(はるのしらべ)」をご紹介します。
大倉山青柳さん の「春の調べ」
春の調べについて
「春の調べ」は、春の野をイメージしてつくった御菓子だそうです。
この御菓子は、初春の梅の時期に「第1弾 梅味」、桜の時期に「第2弾 さくら味」の2通りが販売されます。
なぜでしょうか。
それは、お店の近くにある「大倉山公園」に理由があります。「大倉山公園」梅の名所でありながら、桜の木もたくさんあるので、時期をずらして、梅と桜のお花見を愉しむことができるすてきな公園なのです。
ですから、「大倉山青柳」さんでは、「春の調べ」と「花より花見だんご」には、「第1弾 梅味」と「第2弾 さくら味」があるのです。
どんな御菓子?
私が味わったのは「第2弾さくら味」です。
- 三層から成る御菓子です
- 上:桜色、村雨(餡をそぼろ状にして蒸した御菓子)
- 中:桜色と薄黄色が混ざったような色、桜あん(刻んだ桜の塩葉が白餡に混ざっている)
- 下:緑色、抹茶の村雨
- 第1弾梅味は、梅の村雨、小倉あん、抹茶の村雨です
味わいひとことメモ
- 御菓子の色がまさに、春の大倉山公園の色
- 桜と抹茶のそれぞれの香りと味がふんわりと広がる
- コーヒーとよくあう(以前、珈琲と和菓子のイベントでお出ししたのですが、好評でした)
- 表面に小さな桜が載っていてかわいらしい
- 棹菓子(カットされていない状態)でも販売されている。その場合、表面の小さな桜は付いていないけれど、雅(みやび)な雰囲気の箱に入っているので、お客様がいらっしゃるときや、大切なかたへのお土産にもおすすめです
季節は?
- 春 (販売期間や販売状況は、年により異なる場合があります。お店にご確認ください)
- 実に購入した時期:2020年3月中旬
とても美味しくいただきました。
大倉山青柳さんの和菓子を五感で味わってみませんか
御菓子司 大倉山青柳さんのこと
- 創業:もともと川崎で製餡業を営んでいた。戦争の被害により川崎を後にし、昭和26年(1951年)に大倉山駅前にて「大倉山青柳」を開業
- 梅の実のひとこと紹介:「大倉山青柳」さんは地域を大切に、美味しい御菓子を届けたい!という、熱い想いを持って御菓子づくりをなさっています。普段使いの御菓子から、茶席やお土産にも適した和菓子が揃っています。お土産(ご進物)用の掛け紙には、地域の名所とともに季節の花々が描かれており、地域を代表するという誇りと、細やかなこころくばりも「大倉山青柳」さんのすてきなところ。
- おすすめ銘菓:「大倉山の梅最中」、季節限定「特撰 あまおう いちご大福」など
- 大倉山青柳さんの和菓子を買える場所:原則として大倉山青柳さんの店頭
- お店の場所: 横浜市港北区大倉山1-2-8 (最寄駅 東急東横線 大倉山)
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