2019-06-01

神奈川・横浜市杉田 菓子一さん | 若鮎(季節の和菓子)

毎日が和菓子日和 | 菓子一 | 若鮎
菓子一 | 若鮎

こんにちは。 和菓子ライフナビゲーターの梅の実です。

今回は、神奈川県横浜市磯子区の杉田にある「菓子一」さんの「若鮎」を紹介します。

和菓子 若鮎とは

夏の訪れを告げる和菓子のひとつが「若鮎」です。 求肥を焼皮で巻いた「調布」という和菓子をルーツにした伝統菓子だそうで、 ゴールデンウィーク明け頃から、 鮎釣りが解禁される6月、そして夏にかけ、和菓子屋さんの店頭で見かけることが多いです。


発祥は諸説あり、はっきりとはわかっていないようです。例えば京都なら鴨川、岐阜なら長良川、 滋賀は琵琶湖にそそぐ川、東京、神奈川あたりでは多摩川、相模川というように、地域の川にやってくる鮎をイメージされてつくられている、地域に根差した季節の和菓子なのだなぁ…と、わたしは理解しています。

同じ若鮎でも、地域や、お店によって 外皮の種類や中身、鮎の表情や体の形なども微妙に違う。

見比べ、食べ比べをするのも楽しそう!「毎日が和菓子日和」の梅の実は、特に、造形の違いにとても興味があります。今後も いくつかの和菓子屋さんの「若鮎」を紹介していきますね。

地域にちなんだオリジナル和菓子がたくさん!

さて、菓子一さんの紹介に戻ります。

杉田商店街 を少し歩き、菓子一さんに伺うと、 2代目のご主人とおぼしき和菓子職人さんがおすすめ商品を説明してくださいました。店頭には 季節の和菓子、どらやきなどのほか、地域の名所や自然にちなんだ、菓子一さんのオリジナル和菓子がたくさん並んでいました。

横浜杉田 菓子一さんの若鮎

外観は?

  • 若鮎の姿、14センチ
  • 鮎の顔先が細くつままれ、少し宙に浮いている。体にもゆるい曲線があり、鮎が川を昇っている姿を想像できる
  • 橙色と赤茶色の間くらいの焼き色

中身は?

  • 求肥

味わいひとことメモ

  • やわらかく、やさしい甘さでの焼き皮。もっちりした求肥。パクパクたべたくなってしまう。

鮎(あゆ)の生息地

  • 相模川、中津川(神奈川)、多摩川など

季節は?

  • 初夏
  • 実際に購入した時期:2019年5月 横浜市杉田・菓子一さん店頭にて

とても美味しくいただきました。

菓子一さんの和菓子を五感で味わってみませんか

横浜市杉田 の 和菓子菓子一 (かしいち)さん

大正11年( 1922年 ) 一代目のご主人が武蔵屋支店として 創業し、戦後、昭和28年に屋号を「菓子一」と改名した。この名前には菓子屋で一番になりたいという思いを込めているそうです。その後、二代目のご主人が、現代風の菓子創作に邁進され、地元銘菓「磯かぜ」を考案し、神奈川県指定銘菓 となる。三代目のご主人も各種の新しい和菓子を考案し「梅さやか」を考案。全国菓子大博覧会で食糧庁長官賞の受賞を経て、磯子の逸品に認定されている
菓子一さんのお菓子が買える場所:原則として店頭のみ
最寄駅:京浜急行杉田駅、金沢シーサイドライン 新杉田駅
菓子一さんのホームページはこちらhttp://www.kashiichi.com/

毎日が和菓子日和 | 菓子一
神奈川・横浜 杉田|和菓子司 菓子一

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