『夏に常備したい・・・』
こんにちは。「毎日が和菓子日和」の和菓子ライフナビゲーター、デザイナーの梅の実です。
今回は、滋賀「叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん)」さんの「標野(しめの)」を紹介します。
「標野」は「叶 匠壽庵」さんの 誕生から50年愛されてきた夏の定番商品ですが、2020年の夏にリニューアルしました。
茜さす 紫野ゆき 標野ゆき 野守は見ずや 君が袖振る【額田王】
飛鳥時代の皇族で歌人であった、額田王(ぬかたのおおきみ)が詠んだ、甘く切ない恋の歌をあらわした銘菓だそうです。
今回のリニューアルでは、まず、見た目が大きく変わりました。以前は、茶巾型で茜色一色でしたが、山型で美しい、透明の茜色のグラデーションに変わり、歌の情景を感じられるようになりました。店頭で見かけたときにも、その美しさに目を引かれました。この色は、赤色が鮮やかな梅の品種である 「露茜(つゆあかね)」を使用して表しているそうです。 自然由来の色を使用しているという点も嬉しいです。
叶 匠壽庵さんの「標野 」
外観は?
- なだらかな山型
- 透明で茜色のグラデーション(寒天製)
味わいひとことメモ
- 夕焼けに染まった山のような美しい色
- 開けた瞬間に、ふわっと甘くさわやかな梅の香りを感じる(自家梅蔵で熟成させた、甘い香りを放つ城州白梅だそうです)
- 梅の味わいが濃い
- 冷やして食べると、さらに美味しい
- 夏に常備しておきたい御菓子
季節は?
- 夏
- 実際に購入した時期:2020年6月 叶 匠壽庵 高島屋玉川店 にて
とても美味しくいただきました。
叶 匠壽庵さんの和菓子を五感で味わってみませんか
叶 匠壽庵 さんのこと
- 創業: 昭和33年(1958年)創業
- 梅の実のひとこと紹介: 叶 匠壽庵さんと言えば「あも」。やわらかな羽二重餅を餡で包んだ、あんこ好きにはたまらない御菓子です。季節の素材を使用した季節限定品も発売されています。2018年以前に、滋賀県の草津店のみで取り扱っていた、土鍋で炊きあげられたふっくらとした餡を使用した「生あも」は、特に感動的な味わいでした。いつか、復活してほしいです。
- おすすめ銘菓:あも など
- 叶 匠壽庵さんの和菓子を買える場所:滋賀、京都、東京の直営店のほか、全国各地の百貨店内などの販売店や茶房、 叶 匠壽庵さんのオンラインショップ(店舗により、販売されている商品が異なります)
- お店の場所(長等総本店): 滋賀県大津市長等2丁目4-2
- 最寄駅(長等総本店 ):JR大津駅 徒歩15分 / 京阪 上栄町駅 徒歩6分
- 叶匠壽庵ホームページ
Please look at this page picture of Japanese sweets, “WAGASHI”.
- WAGASHI NAME : SHIMENO
- SHOP : KANOU-SHOUJUAN, Shiga japan
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