2021-02-20

歳時記|ひなまつり | とらや さん「蛤形」

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とらや | 蛤形

『子どものしあわせを願って』

こんにちは。 和菓子ライフナビゲーターの梅の実です。

今日は「とらや」さんの季節の和菓子「蛤形(はまぐりがた)」をご紹介します。

ひなまつりと蛤

ひなまつりには、「ちらし寿司」と「蛤のお吸い物」を召し上がるが多いのではないでしょうか。

なぜ、「蛤」なのでしょうか。

これには、「3月3日におこなう行事で、神様へのお供えのお裾分けとして貝を食べるようになった」や、「蛤の貝は、最初の一対しかぴったり合わないことから、しあわせな縁を願って食べられるようになった」など、様々な云われがあります。「貝合わせ」の貝を入れる貝桶が婚礼道具として使われていたこともあり、雛人形の道具にも含まれているそうですよ。

今の時代は、昔よりも様々な意味での良縁が願われているように思います。

とらやさん の 季節の和菓子「蛤形(はまぐりがた)」

とらや」さんの「蛤形」は、毎年、2月の中旬から3月3日のひなまつりにかけて、つくられ、販売されます。

外観は?

  • 蛤の形
  • 蛤の模様は焼き印で付けられている

中身は?

  • 白あん

味わいひとことメモ

  • つくね芋のふんわりとした、やさしい香りがします
  • 白あんの甘さも、ほっとする味わいです

季節は?

  • 2月の中旬から3月3日 
    • とらやさんの関東・関西の一部販売店のみで販売
  • 実に購入した時期:2019年2月ほか
  • とらやさんで、この和菓子が初めて販売されたのは、安政3年(1856年)だそうです

とても美味しくいただきました。

とらやさんの和菓子を五感で味わってみませんか

とらや さんのこと

  • 創業:室町時代後期に京都で創業。1869年に東京に進出。
  • 梅の実のひとこと紹介:500年以上も和菓子をつくりつづけている老舗。概ね2週間おきに季節の和菓子を入れ替えており、過去の菓子見本帳や新作のなかから選ばれています。一度時期を逃すと次はいつ出会えるかわかりません。まさに一期一会。赤坂本店は檜を使用して作られており、檜のよい香りが漂っています。3階の御用場では、窓の外から、職人さんが和菓子をつくる姿を拝見することができます。
  • おすすめ銘菓:羊羹、季節の生菓子、虎屋饅頭 、残月など
  • 虎屋さんの和菓子を買える場所:とらやさんの直営店、販売店、オンラインショップ。季節の生菓子は「生菓子」取扱い商品でお求め可能です。ご利用の際はご確認ください。
  • お店の場所(本店):東京都港区赤坂4-9-22
  • 最寄り駅(本店):赤坂見附駅(徒歩7分)
  • とらやホームページ

とらや 赤坂本店

Please look at this page picture of Japanese sweets, “WAGASHI”.

  • WAGASHI NAME : HAMAGURIGATA
  • SHOP : Toraya

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