京都・出町柳 緑寿庵清水さん | 金平糖
こんにちは。和菓子ライフナビゲーターの梅の実です。
今回は、京都・出町柳の「緑寿庵清水(りょくじゅあんしみず)」さんの「金平糖」を紹介します。
匠の技。育てて作る、金平糖
金平糖は、1546年にポルトガルから伝来した砂糖菓子。織田信長も味わっていたのだそう。
「緑寿庵清水」さんは、日本で唯一の金平糖専門店。
「金平糖」というと、比較的身近で手軽なお菓子で、駄菓子屋さんで購入する…というイメージをお持ちの方も多いと思います。私もかつて、そうでしたが、「緑寿庵清水」さんを訪問したことで、すっかりそのイメージが覆りました。
金平糖はレシピがなく、気温や天候によって蜜の濃度や釜の角度と温度、釜で転がる金平糖の音を聞き状態を見極めて五感を使いながら体で覚えていく一子相伝の技で、砂糖の金平糖が作れるようになるのにもコテ入れ十年、蜜掛け十年、二十年かかると言われています。
緑寿庵清水さんのホームページより
「金平糖」のまわりの美しいイガをつくるのには熟練した匠の技が必要で、わたしたちがよく知っている金平糖の大きさになるまでには、2週間以上かけて「育てる」のだそうです。また、新作の開発には2年以上を要するそうです。
「緑寿庵清水」さんを訪れると、静かな外観とは異なり、店内はたくさんのお客様で賑わっていました。定番の味の金平糖のほか、季節限定の金平糖、究極の金平糖など、たくさんの金平糖の商品が所狭しと並んでいます。
訪れた時期は秋でしたので、「おかぼ(かぼちゃ)の金平糖」や「栗の金平糖」などの季節の味のほか、「柚の金平糖」、「蕎麦の実黒糖金平糖」などがありました。数種類の金平糖を試食することもでき、どれも美味しくて迷いましたが、この日は「蕎麦の実黒糖金平糖」を購入しました。
緑寿庵清水さんの金平糖(蕎麦の実黒糖)
外観は?
美しい形と色(蕎麦は茶色)
味わいひとことメモ
- 素材の味がしっかりわかる(天然の味と色、蕎麦の実金平糖以外の金平糖も同様)
- 香ばしく、やさしい甘さ
- 味ごとにパッケージが異なる。凝ったパッケージが多い
季節は?
- 定番
- 実際に購入した時期:2018年10月 / 緑寿庵清水さんにて
*手作りのお菓子のため、その時々の販売有無は、お店にてご確認ください
とても美味しくいただきました。
緑寿庵清水さんの金平糖を五感で味わってみませんか?
緑寿庵清水さん
弘化4年(1847年)に現在と同じ地に創業。日本で唯一の金平糖専門店。東京銀座のほか、2019年に祇園にも店舗をオープン。究極の金平糖として、チョコレートやお酒の金平糖もつくっている(いずれも熱に弱い素材なのでつくるのがとても難しい)
緑寿庵清水さんの商品が買える場所:原則として緑寿庵清水さんの各店舗のほか、一部の百貨店(日本橋三越さん)などで定期、不定期に取り扱いがあります
最寄駅:出町柳駅
お店のホームページ: http://www.konpeito.co.jp/
Please look at this page picture of Japanese sweets, “WAGASHI”. This is a “WAGASHI” so called “KONPEITOU”. This “WAGASHI” was made by the “WAGASH” shop “RYOKUJUAN-SHIMIZU” in Kyoto Japan.
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