2021-11-10

歳時記の和菓子 | 亥の子餅 玄猪餅

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亥の子餅 ・ 玄猪餅

『願いと亥の子餅』

こんにちは。「毎日が和菓子日和」和菓子ライフプロデューサー、デザイナーの梅の実です。

秋が深まってくると、楽しみな和菓子のひとつ「亥の子餅」。

並んでいるのを見るだけで、なんだかキュンキュンしてしまいます。

毎日が和菓子日和 | 和菓子をとことん愉しむ講座 2019秋編 | 東京・まほろ堂 蒼月 亥の子餅
亥の子餅

亥の子餅とは

「亥の子餅」は、 旧暦の10月(亥の月)、亥の日、亥の刻に味わうお餅。「玄猪餅」などとも呼ばれています。 主に無病息災や子孫繁栄を願って味わいます。

中国から伝わり、日本の宮中行事で食べられていた、穀物の入ったお餅がもとになっているそうです。 そのお餅は、平安時代に書かれた「源氏物語」にも載っているとか。

時代が下り、「亥の子祝」の行事で、秋の実りや収穫を感謝し、庶民も「亥の子餅」を食べるようになりました。

また、猪は「陰陽五行説」で水に分類されることから、火に強いと動物と言われています。そのことから、この日(亥の月、亥の日)に火にまつわる道具を準備する風習があります。茶道でも、この日に囲炉裏を準備する「炉開き」をし、「亥の子餅」を味わいます。

いろんな願いがこめられていますね。あなたは何を願って味わいますか?

亥の子餅の形や味

「亥の子餅」の形は、その名の通り、猪の子どもの形を模しています。

その表現は、白い餅生地に黒胡麻を練りこんだものや、餅に黄な粉やはったい粉、シナモンをまぶしたものなど、お店によって様々です。

また、地域によってもさまざまで、例えば和歌山県では、お餅にあんこをまぶします。

まだまだ知らない「亥の子餅」があるのでしょうね。和菓子の出会いはたのしいなぁ。

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イラストの亥の子餅は、

(手描きイラストゆえに、未公開のものが多数ありますが、少しずつ増やしていきますね)

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